ケアサービス概要


利用対象者

1.二次障害の進行により、自力での射精が困難になった脳性まひの男性

2.難病による筋萎縮・拘縮・麻痺のために、自力での射精が困難になった男性(ALS、SCD、SMA、筋ジストロフィー、パーキンソン病など)

ケアの手順



ケアに使用する用品は、基本的に訪問介護の陰部清拭と同じです。


(介護用手袋、タオル2枚、洗面器、 お湯、ローション、コンドーム、ティッシュ、バスタオル)

はじめに、ケアスタッフがお湯で絞ったタオルで陰部清拭を行い、陰部を清潔にします。

その後、ローションを用いて陰部周辺のマッサージを行います。

陰部周辺の血行が良くなって、勃起が確認され次第、コンドームを装着して、射精の介助に移ります。

射精に至るまでの平均所要時間は、個人差もありますが、おおむね10~15分程度です。

身体障害や関節痛等で、ズボンを全て脱ぐことが難しい方には、ズボンのチャックのみを開けた状態で、ケアを行うことも可能です。ケアの手順に関する詳細、利用者やケアスタッフの声は、射精介助ガイドラインをご覧ください。

ご利用に関する注意点・利用者の声


射精介助は、脳性まひや難病のため、自分では満足に射精行為を行うことのできない男性重度身体障害者の「性に関する尊厳と自立を守る」ことを目的としたケアサービスです。


利用者の性的な好奇心を満たすことを目的とした行為=ケアスタッフの身体に触れたり、脱衣を要求する等の行為は一切できませんので、予めご了承ください。